共有不動産を所有する場合であっても、初心者ならばあまりよくわかっていないことが多いかもしれません。
すでに所有不動産である程度不動産の知識がある場合には関係ありませんが、初心者の場合には基本から学んでおく必要があります。
例えばこれを所有することにより、一体どのようなメリットがあるのかそしてデメリットがあるのかを知らなければいけません。
そして、それ以外にも様々な問題が将来起こるかもしれないため、それらを予期しておくことつまり知識として身に付けておくことが必要になります。
その段階まで来れば、ある程度安心して共有不動産を所有することができるでしょう。

共有不動産が発生する理由とメリット


共有不動産とは一体何かと言えば、複数の人間が1つの不動産を所有している状態です。
東京ドームぐらい大きな土地であれば、1人の人が所有していると言うことよりも、複数の人が所有していることなどもあり得ます。
しかし現実的には、普通の一戸建て住宅の装置のようなところでも、共有不動産として設定されているケースが少なくありません。
なぜこのような狭い土地を共有するのかと言えば、例えば相続等が発生した場合が原因といえます。
自分の親が不動産を所有していた場合、亡くなったとすれば子供が相続するはずです。
子供が2人以上いる場合、その不動産が共有不動産として複数の人に分けられるわけです。
実際不動産が分けられるといっても線引きされるわけではなく、形式上分割されているような形です。
実際に1つの家を2つに割ってしまうと言うことができませんのであくまで抽象的な概念と考えておきましょう。

では、所有不動産を持つメリットは一体何かと言えばそれは自分の持ち分だけを処分できることです。
自分の持ち分と言うのは、例えば土地の中でも3人で共有している場合は3分の1の部分だけを処分できるわけです。
処分するというのは、例えば売却することやそれをもとにしてお金を借りる方法などが考えられます。

デメリットがあることも理解しておきたい

所有不動産を所有するにあたり、デメリットがあることも理解しましょう。
所有不動産のデメリットの1つは、他の人の分も処分できないことです。
相続人が3人いて3人が共有している不動産があった場合、確かに自分の持ち分に関しては相続をしているためそのまま処分することも自由にできます。
この点はメリットと言えるわけですが、その反面大事なことを忘れてはいけません。
いくら3分の1の土地であっても、実際には3分の1の価値は存在しないと言うことです。

もう少し具体的に述べると、例えば親が残した不動産が60,000,000円の価値があった場合、3人の相続人がいたとすれば一人当たり20,000,000円の価値がある不動産を所有することになります。
この20,000,000円の価値があると言っても、実際にはその部分を売却しても20,000,000円になるわけではありません。
これは手数料等を支払うため20,000,000円以下になると言う意味合いもありますが、そもそも手数料等を抜きにしても20,000,000円の価値が認められないわけです。

購入する立場から考えれば、わざわざ3分の1しかない小さな土地をお金を払って購入しようとは思いません。
それ故、担保を設定する場合も売却する場合も、そこまで価値がないため全員の部分を売却したいわけですが、それも同意をいなければできないではデメリットです。

空き家にしておくと問題になるケース


共有持ち分にした場合、そこに住む事は基本的に難しくなります。
3人で1つの土地を分割して建物を3等分した場合、実際にそこに住むことができるのは1家族だけです。
持ち主の子供が3人いてそれぞれ持ち分権があったとしても、3家族全員がそこに住む事はまず考えられません。
しかも、3人とも実家から離れて遠くに住んでいたとすれば、そこでの生活がありますので実家は空き家になる可能性が高いわけです。
そうすると、今度は空き家の管理も同時に考えなければいけなくなります。

日本は空き家が増えており問題だと言われていますが、なぜ問題かと言えばそこが原因で近所迷惑をかけてしまう可能性があるからです。
台風などで窓が割れたり、壁が崩れたりした場合でも、空き家の場合誰も修繕しません。
その状態で放置しておけば、当然再び大きな台風や地震が発生した場合、隣近所に被害を及ぼしかねません。

この場合、固定資産税が高くなると考えて良いでしょう。
いくら誰も住んでいなくても必ず固定資産税がかかりますので、もしボロボロの住宅だと認定された場合は固定資産税が6倍になって請求されます。
いわゆる特定空き家と呼ばれる状態に認定されてしまうと、非常に大きな問題が生じるでしょう。

まとめ

共有不動産を所有している場合、この共有不動産を手に入れるメリットは複数存在しています。例えば、持ち分だけ売却できるのが魅力かもしれません。これに対して、デメリットも存在しており他の人の持ち分に関しては一切同意を得ずに処分することができないことです。もちろん同意をしていれば処分することができますが、満場一致にならないケースもある事は注意が必要です。
空き家になっている場合、固定資産税がかかることを忘れてはいけません。固定資産税は、特定空き家に認定されると通常の6倍ほどになるため、かなり高額になることが想定できます。